2020年10月は、来年の春に収穫する空豆やスナップエンドウなどの豆類と、畑の栄養となる麦類の種を蒔きました。自家採種した種がたくさんあると、思いっきり蒔けるのが嬉しいです。やっと過ごしやすくなった10月には、畑時間を楽しむ心の余裕も出てきました。登山用のバーナーなどを持って、温かな麺類などのランチや、お茶の時間を楽しむことができました。この畑を借りた時からこういう時間を持ちたかったのですが、野良作業に追われ、あまり余裕がありませんでした。箱根の山々を背に遠く相模湾を見渡せる畑で、鳥のさえずりやひょっこりやってくるキジ、みつばち、蝶、トンボなどの虫たちが、花に群がる様子をぼーっと眺めながら過ごす時間は、とてもリラックスできます。こうして恵まれた環境と気のいい人たちに囲まれて、自由に畑ができるということは、本当にラッキーなことだと改めて思いました。
草刈り機で雑草を刈ったら、熊手で草を集め、三角ホーで溝だけを切って種を蒔きます。土壌環境を壊さないために、土は極力耕さず、雑草も種を蒔くエリア以外はなるべく生やしておきます。
スナップエンドウの種まき。種まきをした数日後に、種が土から出ていることがあります。鳥の仕業でしょうか?
ハヤトウリが大豊作。ほのかに甘みのあるキュウリのような野菜です。栄養は、ビタミンC、葉酸、カリウム、免疫力の強化、便秘予防に効果的だそう。すでに40個くらい収穫できています。ちょっと食べきれない感が出てきました。
アマランサス。収穫のタイミングがよく分かりません。アマランサスには赤と白があるらしく、うちのは両方育っています。褪せた赤色になると収穫なのでしょうか??収穫後は干して、ビニール袋の中で実を落とす作業をするそうです。
津久井在来大豆も急に枯れ始めました。今年も味噌と納豆用の大豆を1年分は確保できそうです。
モロヘイヤも種を付け始めました。
エンバクもすくすく育っています。これは、オートミールにもなるオーツ麦というものですが、土に栄養を与えるために育てています。藁などの代わりにもなります。
種を蒔いたけど、発芽しなかったところを見つけて、もう一度葉物などの野菜の種を蒔いたりもします。
11月は、玉ねぎの苗を植えます。それから、今年こそは籾殻くん炭を作りたいと思っています。ハブ茶や小豆、菊芋、ウコン、藍の種などの収穫もあります。乾燥した今の時期にもってこいの柿渋染めもやる予定です。11月も相変わらず忙しそうだけれど、豊かな時間が過ごせますように。